わんちゃんを家族としてお迎えした時、最初の課題となるのは紛れもない…トイレトレーニング!
トイレを覚えるまでは本当に大変ですよね。
成功したときの、ホっと一安心のあの感覚は忘れることができません。(笑)
トイレトレーニングをするとき、多くの飼い主さんはご褒美作戦を使うのではないでしょうか?
しかし、トイレトレーニングが進むにつれて、ふと疑問に思うことはありませんか?
「ご褒美って、いつまで続けるの?」
「あげるのをやめると、またトイレ失敗する?」
といった悩みを抱える飼い主さんは多いのではないでしょうか?
今回の記事では…
- トイレトレーニングにおけるご褒美の役割
- ご褒美をあげる期間の目安
- 上手なやめ方について
などを詳しく解説します。
愛犬が快適に過ごせる環境を整えたい方、ぜひ最後までご覧ください!
トイレトレーニングにおけるご褒美の役割とは?
トイレトレーニングで「ご褒美」を使うのは、とても効果的です。
犬は自分がした行動の後に「良いことが起きた」と感じると、その行動を繰り返す傾向があります。これを正の強化といいます。
ご褒美の役割を理解することで、トイレトレーニングの成功率を高めることができます。
では、具体的どのような役割があるのかをご紹介しますね!
トイレの成功した喜びを覚えさせる
トイレトレーニング中に決まった場所で排泄ができたときに、ご褒美をあげることで、「ここでトイレをすると良いことがある」と学習します。
そして、ご褒美を与えることで、愛犬が自信を持つようになります。
このポジティブな体験が、トイレトレーニング成功の第一歩になります。
飼い主とのコミュニケーションを深める
ご褒美を使うことで、犬は「飼い主が自分の行動を喜んでくれている」と感じます。
トイレの成功時に飼い主が褒めてくれることは、犬にとって特別な喜びになります。
トイレトレーニングは、飼い主と犬の信頼関係を築く大切なステップでもあります。
失敗しても怒らない
トイレトレーニングは、もちろん失敗が付きものです。
一番重要なことは、失敗をしても怒らない!
怒ってしまうことにより、犬は「排泄」そのものが悪いことと勘違いしてしまうのです。
これにより、排泄を我慢してしまったり、隠れて排泄をするようになってしまいます。
失敗したときは、何言わず静かに片付けましょう!
この時はもちろんご褒美はなしで大丈夫です。
このように、ご褒美を上手に取り入れることで、トレーニング全体が犬にとって楽しいものになります。
楽しい記憶は犬の学習能力を高めるため、ご褒美作戦はトイレトレーニング成功のカギにもなります。
ご褒美を与えるベストタイミング
犬が良い行動をした際にご褒美を渡す場合、2秒以内が理想的なタイミングとされています。
犬の短期記憶は約10秒程度とされています。
そのためその場で、ご褒美を与えないと、「良い行動をした結果としてご褒美をもらえた」という理解が難しくなります。
良い行動から10秒以上経過すると、単にラッキーだと思ってしまう可能性があり、しつけの効果が薄れてしまう可能性があります。
できるだけ、2秒以内にご褒美を渡すことを意識しましょう。
ポケットにおやつを入れておくのがおすすめです♪
ご褒美をあげる期間の目安
トイレトレーニング中にご褒美について「どのくらいの期間、ご褒美をあげるべきなの?」と悩む飼い主さんは多くいます。
トレーニング開始から2~3ヶ月が基本!
トイレトレーニングを始めてから最初の2~3か月は、成功するたびに毎回ご褒美をあげましょう。
この期間は犬が「トイレ=良いことがある」という認識をしっかりと持つために必要な時間です。特に子犬の場合、新しい習慣を覚えるためには、ある程度の反復が必要です。
一番の目安は愛犬の様子を見ることです♪
性格やペースは、それぞれ違うのでしっかり様子を見て調整しましょう!
- 愛犬の成長スピードに合わせる
- 性格を考慮する
- トレーニングの進み具合を見る
ご褒美の上手なやめ方
トイレトレーニングで愛犬にご褒美を与えるのはとても効果的ですが、いつかはご褒美をやめるタイミングがやってきます。
ご褒美を突然やめると、愛犬が混乱したり、トイレの成功率が下がることもあるため、上手に段階を踏んで減らしていくことが大切です。
トイレ成功が増えたとき
ご褒美をあげるのは、愛犬が正しい場所でトイレをする習慣を身につけるためです。
トイレの成功率が90%以上になり、ほぼミスがなくなったと感じたら、ご褒美を徐々に減らしましょう。
最初は毎回あげていたものを、2回に1回、3回に1回といった頻度に調整していきましょう!
ご褒美を「褒め言葉」や「撫でること」に切り替える
ご褒美の量を減らすときは、言葉や行動でしっかり褒めてあげることが大切です。
例えば「よくできたね!」と声をかけたり、頭を優しく撫でたり、飼い主さんが全力で喜びを表してあげましょう!
ご褒美を完全になくすタイミング
ご褒美を完全になくすのは、愛犬がご褒美を期待せずに自然とトイレをするようになったタイミングです。
例えば、外出先や飼い主が忙しいときでも、自ら正しい場所でトイレを済ませられるようになったら、ご褒美をあげなくても大丈夫だと考えていいでしょう。
犬の性格や成長段階に応じて調整する
犬の性格や学習スピードには個体差があります。
敏感な性格の犬は、ご褒美をなくすと不安を感じることもあるため、少し長めにご褒美を続けても大丈夫です。
一方、落ち着いている犬であれば、短期間でご褒美なしに切り替えても問題ない場合があります。
ご褒美卒業のサイン
以下のような行動が見られたら、ご褒美を卒業しても良いタイミングです。
- トイレの失敗がなくなった
- ご褒美をあげなくてもトイレの場所がわかっている
- ご褒美がなくてもリラックスしてトイレをする
このような様子が見られたら、ご褒美を卒業しましょう!
まとめ
トイレトレーニングは時間と忍耐が必要ですが、正しい方法で取り組めば必ず成果が現れます。
ご褒美を効果的に使うことで、ワンちゃんはトイレの成功を楽しい経験と結びつけ、最終的にトイレ成功に繋がります。
与え方やタイミング、ご褒美をあげる期間はしっかりと調整する必要があります。
愛犬の成長や生活環境に合わせて柔軟に対応しましょう♪
トイレトレーニングを通じて、愛犬との絆が深まることは間違いありません。
焦らず、楽しくトレーニングを進めてくださいね。
飼い主さんとわんちゃんにとって、素敵な時間を過ごせるよう、応援しています!
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