犬がワクチン後に寝てばかりいる理由とは?接種後の副作用と注意点!

わんこ🐶

愛犬のワクチン接種、無事に終わってホッとしたのも束の間…
なんだかいつもよりずっと寝ている気がする…そんな風に心配になった経験はありませんか?

ワクチン接種後の愛犬がぐったり寝てばかりいると、「もしかして具合悪いの?」「副作用?」と不安になりますよね。

この記事では、愛犬がワクチン接種後に寝てばかりいる理由と、飼い主さんが注意すべきポイントについて解説します。

犬がワクチン接種後に寝てばかりいる理由

愛犬がワクチン接種後、いつもよりずっと寝ている…そんな様子を見て、心配になった飼い主さんは多くいらっしゃいます。
ワクチン接種後の愛犬が寝てばかりいるのには、副作用以外にもいくつかの理由が考えられます。

ワクチン接種による体の反応

ワクチンは、体の中に病気の原因となるウイルスや細菌の一部を入れることで、免疫力をつけるためのものです。
この時、体の中では免疫細胞が活発に働き、ウイルスや細菌と戦う準備を始めます。

これにより、愛犬の免疫システムが「外敵が侵入してきた!」と認識し、抗体を作り出して防御しようとしているのです。

ワクチン接種後は、以下のような体の変化が見られることがあります。

  • 発熱
  • 倦怠感
  • 食欲不振
  • 眠気

発熱は体がウイルスや細菌と戦うために伴い、一時的なものです。
そして体調が優れない時は、私たち人間も食欲がなくなりますよね。
それは犬も同じなのです。しっかり休ませてあげましょう!

これらの症状は、ワクチンに対する正常な反応であり、多くの場合、1〜2日程度で自然に治まることがほどんどです!!

しかし、注意深く愛犬の様子を観察し、異変を感じたらすぐに獣医師に相談するようにしましょう。

ワクチンの種類による影響

ワクチンには、いくつかの種類があり、それぞれ体の反応の仕方が異なる場合があります。

混合ワクチン

複数の病気を予防するために、いくつかのウイルスや細菌を混ぜたワクチンです。
そのため、単独のワクチンよりも副反応が出やすい傾向があります。

狂犬病ワクチン

狂犬病という非常に危険な病気を予防するためのワクチンです。
混合ワクチンと比べ副反応が出る可能性は低いです。
しかし、1歳未満や高齢の犬に副作用が多いといわれているので、注意深く観察する必要があります。

ワクチンについてもっと詳しく知りたい方はこちらのサイトを覗いてみてください♪
犬の予防接種を知ろう!ワクチンの種類・費用・接種の注意点を解説 | ペットニュースストレージ(ペット保険のペット&ファミリー損保)

体質や年齢による影響

ワクチンの副反応は、犬の体質や年齢によっても異なります。

子犬

まだ免疫力が十分に発達していないため、副反応が出やすい傾向があります。

老犬

体力が低下しているため、副反応が出やすい、または回復に時間がかかる場合があります。

アレルギー体質

ワクチンに含まれる成分に対してアレルギー反応を起こす場合があります。

このように、年齢や体質によって副反応の出やすさや症状が異なることを理解しておきましょう。

ストレスや不安からくる疲労

動物病院への移動や診察、注射など、ワクチン接種は愛犬にとってストレスとなります。
特に、病院嫌いの犬や、臆病な犬にとっては、精神的にも大きな負担となります。

慣れない環境や注射への恐怖心や痛みによるストレスや不安の影響から、接種後は疲れてしまい、いつもより長くぐっすり眠ることがあります。

ワクチン接種後の副作用による症状

ワクチン接種後に愛犬が寝てばかりいる場合、多くは心配のないものですが、副作用が原因となっている可能性もゼロではありません。

一般的に、ワクチンの副作用は軽度で一時的なものが多いですが、まれに重篤な症状が現れることもあります。

以下のような症状がある場合は、副作用の可能性が高いので、すぐに動物病院を受診しましょう。

  • 元気がない
  • ぐったりしている
  • 嘔吐
  • 下痢
  • 全くご飯を食べない
  • 呼吸が荒い・呼吸困難
  • 顔や体の腫れ・かゆみ
  • 震え・痙攣

これらの症状は、必ずしもワクチン接種による副作用とは限りませんが、愛犬の健康状態に異常があることを示す重要なサインです。

嘔吐・下痢が続く場合は、脱水症状を起こす危険性もあるため、早めの対処が必要です。

顔や体が腫れたり、体をしきりに掻く、呼吸に異変がある場合、重篤なアレルギー反応(アナフィラキシーショック)の可能性があります。

アナフィラキシーショックは接種後1時間以内に起こることが多いといわれています。
初めてのワクチンだったり、年齢的に心配な方は15分~30分程度病院で様子をみることをおすすめします。

また注射した部分が大きく腫れる、赤くなる、しこりができる、痛みが長引くなどの症状がでることもあります。

普段と違う様子が見られたら、自己判断せずに、速やかに獣医師の診察を受けましょう。

特に、呼吸困難や意識障害、チアノーゼ、けいれんなどの重篤な症状が見られる場合は、命に関わる危険性があるため、緊急の対応が必要です。
すぐに動物病院に連絡し、指示に従ってください。

また、ワクチン接種後数日間は、愛犬の様子をいつも以上に注意深く観察し、少しでも異変を感じたら、すぐに獣医師に相談できるような体制を整えておきましょう。

ワクチン接種後に気をつけること

ワクチン接種後の愛犬の健康を守るためには、飼い主さんが注意深く観察し、適切なケアをすることが重要です。
以下は、ワクチン接種後に特に気をつけるべきポイントです!

安静にさせる

接種後2〜3日は、激しい運動や長時間の外出は避け、ゆっくりと休ませてあげましょう。
食欲がない場合は、無理に食べさせず、消化の良いものを少しずつ与えてみましょう。

観察

接種後数日間は、愛犬の様子をいつも以上に注意深く観察し、食欲、元気、排泄物の状態などをチェックしましょう。

注射した部分を触ったり、舐めたりしないように注意し、腫れや赤み、しこりなどがないか確認しましょう。

ワクチン摂取後の注意事項
  • 3日程度は、他の犬との接触や激しい運動は控えること!
  • 3日~1週間程度はシャンプーを控えること!
  • かかりつけの獣医師から指示がある場合は、その指示に従うこと!

にじいろアニマルクリニックさんのサイトにもワクチンの詳しい内容が載っているので参考にしてみてください♪
狂犬病ワクチンの副作用 | にじいろアニマルクリニック|立川駅南口徒歩9分の動物病院

まとめ

愛犬がワクチン接種後に寝てばかりいる理由は、体の反応やストレス、ワクチンの種類、体質など様々です。

多くの場合、1〜2日程度で自然に回復しますが、まれに副作用が起こる可能性もあります。

愛犬の健康を守るためには、ワクチン接種後の様子を注意深く観察し、少しでも異変を感じたら、すぐに獣医師に相談することが大切です。

ワクチン接種は、愛犬を恐ろしい病気から守るためにも大切なことです。
接種後のケアを心がけ、愛犬の健康を守っていきましょう。

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