「うちの子、毛布好きだな~」「なんでいつも毛布の上で寝るんだろう?」と愛犬と毛布の関係を不思議に感じたことはありませんか?
冬であれば寒いのかな?と思えても、夏でも毛布の上で寝ていると暑くないの?具合悪いの?と心配になることもありますよね。
実は、犬が毛布の上で寝るのには、寒さ以外にも様々な理由が隠されているんです!
この記事では、犬が毛布を愛する心理と、愛犬がぐっすり眠れる快適な寝床づくりをご紹介します。
犬が毛布の上で寝る理由

愛犬が毛布の上で丸まって寝ている姿は、飼い主にとって愛おしく感じますよね。
しかし、犬が毛布の上で寝ていると「寒いのかな?」と気になったことはありませんか?
実は犬が毛布の上で寝るのには、本能や習性、そして飼い主への愛情など、様々な心理が隠されているのです。
ここでは、犬が毛布の上で寝る主な理由と、心地よい寝床づくりのポイントを紹介していきます!
本能的に柔らかい場所を好む
犬の祖先であるオオカミは、巣穴の中の柔らかい土や草の上で寝ていました。
その名残から、犬は本能的に柔らかい場所で寝ることを好む傾向があります。
固い床よりも、ふかふかの毛布の上の方が、寝心地が良いのは当然のことですね。
毛布は暖かみがあり、クッション性もあるため、犬にとって居心地の良い理想的な寝床となります。
特に、老犬や関節に問題を抱えている犬にとっては、硬い床は体に負担がかかります。
毛布の上で寝ることで、体への負担を減らし、快適に眠ることができるのです。
匂いでリラックス
犬は、自分の匂いがついたものに囲まれていると、安心感を得られるという習性があります。
使い慣れた毛布には、当然、愛犬自身の匂いが染みついています。
その匂いに包まれることで、自分の「巣」にいるような感覚になり、リラックスして眠ることができるのです。
さらに、大好きな飼い主の匂いがついた毛布は、犬にとって格別な安心感があります。
飼い主の存在を近くに感じられるため、安心材料のひとつとなり、よりリラックスして眠ることができます。
これは、分離不安症の傾向がある犬にとっても、効果的です。
飼い主がいない間も、匂いがついた毛布に包まれることで、不安を減らし、落ち着いて過ごせるようになるのです。
自分の場所を確保したい
犬は、縄張り意識が強い動物です。
毛布の上で寝ることは、自分のテリトリーを主張し、確保するという意味合いも含まれています。
特に、多頭飼いの家庭では、毛布の取り合いが見られることも珍しくありません。
これは、「ここは自分の場所だ!」というアピールであり、自分の居場所を確保することで、安心感を得ているのです。
毛布は単なる寝具ではなく、自分の縄張りの一部なのです。
そのため、お気に入りの毛布に対して、強い執着心を示す犬もいます。
単純に毛布が好き!
人間と同じように、犬にも個体差があり、好みも様々です。
特定の素材や感触、匂いが好きな犬もいれば、毛布そのものが好きという犬もいます。
例えば、ふわふわした感触が好きな犬は、フリースやボア素材の毛布を好むでしょう。
これは、飼い主が思っている以上に、犬にとって重要なことなのです。
愛犬の好みや性格に合わせて、お気に入りの毛布を用意してあげましょう!
やっぱり暖かい場所が好き!
誰でも一度は考える愛犬の寒さ対策。
特に、チワワやイタリアン・グレーハウンドなどの短毛種や小型犬、体脂肪の少ない犬種は、寒さに弱い傾向があります。
このような犬は体温を維持するために、本能的に暖かい場所を求めるのです。
また、子犬やシニア犬も体温調節機能が未発達、または衰えているため、寒さに弱い傾向があります。
そのため、成犬以上に寒さ対策を必要とし、毛布の上で寝る姿がよく見られます。
特に、季節の変わり目など、気温の変化が大きい時期は、体調を崩しやすいので注意が必要です。毛布は、快適な温度とリラックス効果もあるので、健康を守るための重要なアイテムなのです。
快適な寝床づくりのポイント

愛犬が毛布の上で気持ちよさそうに寝ている姿を見ると、飼い主としても嬉しい気持ちになりますよね。
飼い主としては、ただ毛布一枚を敷くだけではなく、犬にとってもっと快適な寝床を作ってあげたい!と思うものですよね。
犬が安心して熟睡できる寝床作りのポイントをご紹介します!
温度と湿度を管理しましょう
犬にとって快適な寝床は、まず適切な温度と湿度を保つことがポイントです。
犬種や年齢、健康状態によって異なりますが、一般的に室温は20~25℃、湿度は50~60%が理想的とされています。
夏場は、熱中症対策が必須です。
エアコンや扇風機などを活用して、室温を適切に保ちましょう。
また、冷感マットなどのひんやりグッズを利用するのも効果的です。
一方、冬場は乾燥対策をしましょう。
加湿器を利用したり、濡れタオルを干したりして、湿度を保つように心がけましょう。
特に、鼻が短い犬種や原産国が寒い地域の犬種は暑さ弱いです。
さらにシニア犬や子犬も体温調節が苦手なため、室温には注意しましょう。
愛犬の様子をよく観察し、暑がったり寒がったりしていないか、常に気を配るようにしましょう。
静かで落ち着ける場所を選びましょう
犬は、人間よりも聴覚が優れているため、騒がしい場所ではなかなかリラックスして眠ることができません。
寝床は、できるだけ静かで落ち着ける場所に作りましょう。
ポイントは、人の出入りが多い場所や、テレビやオーディオ機器などの近くは避けることです。
また、外の音が気になって吠えてしまったり、警戒してしまう場合は、窓から離れた場所にしてあげましょう。
クレートやケージを寝床として利用するのもおすすめです。
クレートやケージは、犬にとって安心できる「巣穴」のような空間になります。
特に、臆病な性格の犬や、来客時に落ち着かない犬にとっては、とても有効なアイテムです。
クレートやケージを使用する場合は、愛犬の体に合った適切なサイズ選びましょう。
ただし、慣れるためのトレーニングが必要になる場合もあります。
清潔を保ちましょう
犬は清潔な場所を好みます。
ベッドや毛布は、定期的に洗濯や天日干しを行い、ダニやノミの発生を防ぎましょう。
特に、アレルギー体質の犬の場合は、こまめな掃除が欠かせません。
また、食べこぼしや排泄物などで汚れてしまった場合は、すぐに掃除するようにしましょう。
汚れたまま放置しておくと、ニオイの原因にもなり、雑菌が繁殖し、皮膚トラブルや感染症の原因となります。
消臭スプレーや除菌スプレーなどを活用するのもアリです。
ただし、人が使用する香水や匂いにキツすぎるものは使用しないでください。
犬が舐めても安全なものを選びましょう。
わんちゃんホンポにも寝床づくりのポイントた注意点が書かれているので、合わせて読んでみてください♪
犬にとっての『最高な寝床』とは?5つの作り方と眠りを妨げてしまう環境とは? | わんちゃんホンポ
犬におすすめの寝具!

愛犬が心地よく眠れる環境を整えるためには、場所選びだけではなく寝具選びも大切なポイントです。愛犬にぴったりの寝具を見つけてあげましょう。
ふわふわベッド
ふかふかのクッションで、体を優しく包み込んでくれるタイプのベッドです。
丸まって寝るのが好きな犬や、寒がりな犬におすすめです。
小さすぎると窮屈ですし、大きすぎると落ち着かない可能性があるので、愛犬の体格に合ったサイズを選びましょう。
また、カバーが取り外せて洗えるタイプを選ぶと、洗濯することもできるので清潔感も保つことができます。
マットタイプ
平らな形状のマットタイプの寝具です。
場所を取らず、どんなインテリアにも馴染みやすいのが魅力です。
伸び伸びと寝るのが好きな犬におすすめです。
また、シニア犬や足腰が弱っている犬でも、段差がないので安心して使用できます。
床の硬さが直接伝わってしまうと、関節に負担がかかる可能性があるので、適度な厚みとクッション性があるものを選びましょう。
ドーム型ベッド
屋根がついたドーム型のベッドで、犬が本能的に好む巣穴のような空間で眠れる寝具です。
周囲の視線を遮ることができるため、臆病な犬や、一匹で静かに過ごしたい犬におすすめです。
自分のテリトリーとして安心して過ごすことができます!
また、冬は暖かく過ごせるというメリットもあります。
入り口のサイズが愛犬の体格に合っているか確認しましょう。
中のクッションが取り外せて洗えるタイプが便利ですよ。
小型犬~中型犬までのサイズが多く、大型犬サイズは取り寄せになり自宅に届くまでに時間がかかる場合があります。
クールマット
ひんやりとした感触のマットで、夏の暑さ対策に効果的です。
ジェルタイプや、水を入れるタイプなど、様々な種類があります。
体温調節が苦手な犬にとって、夏の熱中症予防にもなります。
特に、短頭種(鼻が短い)や被毛が厚い犬種におすすめです。
噛んだり引っ掻いたりする可能性があるため破れにくい、丈夫な素材を選ぶといいでしょう。
また、冷却効果が長持ちするタイプがおすすめです。
ヒーター付きベッド
ベッド内部にヒーターが内蔵されており、寒い季節でも暖かく快適に過ごすことができます。
寒さに弱いシニア犬や、子犬、短毛種の犬におすすめです。
温度調節機能が付いているタイプを選ぶと、愛犬の体調や室温に合わせて調整できるので便利です。
また、安全性を考慮して、過熱防止機能や自動オフ機能が付いているものを選びましょう。
さらに詳しく知りたい方はこちらのサイトも参考にしてみてください♪
こちらのサイトにもおすすめ寝具が載っているので、参考にしてみてください♪
日本における犬用ベッドの検索順位- 2025年1月 | モノ比較 おすすめトップ10
まとめ
愛犬が毛布の上で寝る姿は、単に「寒いから」だけではなく、犬なりの理由がありました。
また、単純に毛布の感触が好きという、人間と同じような好みも関係していました。
温度や湿度、静かさ、清潔さ、そして愛犬の好みに合わせた寝具選びなど、今回ご紹介したポイントを参考に、愛犬がぐっすり眠れる最高の寝床を作ってあげてくださいね。
安心して眠れる環境を整えることで、愛犬との絆をさらに深めることができます!
幸せな日々が長く続きますように!
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