愛犬が年をとってきて、「あれ?もしかしてうちの子目が白い?」と感じている飼い主さんも多いのではないでしょうか?
その白い濁り、実は白内障の症状かもしれません。
白内障は高齢犬に多く見られる病気で、進行すると視力が低下し、日常生活に影響を与えることもあります。
白内障の進行を遅らせる効果が期待できる目薬「シーナック」をご存じですか?
愛犬の白内障ケアとして効果があると言われていますが、「本当に効くの?」と不安に思う方も少なくないでしょう。
この記事では、シーナックのメリットとデメリット、注意点さらに口コミまでを紹介していきます。
犬の白内障とは?
白内障は、犬の目の水晶体が濁ることで視力が低下する病気です。
水晶体は本来透明で、光を取り込んで網膜に正確な像を結ぶ役割を果たしますが、この部分が濁ることで光が通りにくくなり、視界がぼやけたり、最終的には失明につながることもあります。
犬の白内障は加齢によるものが多いですが、遺伝的要因、糖尿病、目のケガや炎症などが原因となる場合もあります。
また、特定の犬種では遺伝的に白内障が発症しやすい傾向があるとされています。
白内障の初期段階では、犬自身が異常に気づきにくいことも多く、飼い主が目の濁りや歩行の違和感などのサインを見逃さないことが重要です。
早期に発見して適切な治療を行うことで、症状の進行を遅らせたり、視力を回復できる可能性もあります。
次に、白内障の治療法として注目されている目薬「シーナック」について詳しく見ていきましょう。
シーナックの特徴
シーナックは、犬の白内障の進行を抑えることを目的に開発された目薬です。
主に水晶体の濁りを改善し、視力低下を防ぐために使用されます。
白内障の他にも、目の炎症やドライアイにも効果があります。
そして、犬だけではなく、猫と人にも使用することができます。
毎日のケアに取り入れることができるため、飼い主が簡単に使用できます。
特に初期の白内障や進行を遅らせたい場合に適しています。
白内障は視力に大きな影響を与える病気ですが、シーナックは手術以外の方法でケアを行いたい飼い主にとって、有力な選択肢のひとつとして注目されています。
主成分とその効果
シーナックの有効成分は以下のものになります。
- グリセリン
- N-アセチルカルノシン
それぞれの効果をまとめました!
これらの成分が組み合わさることで、シーナックは白内障の予防や進行抑制に役立つと言われています。
副作用
シーナック目薬の使用によって、稀に以下のような軽度の副作用が報告されています。
- 目のかゆみ
- 軽度の赤み
- 刺激感
- アレルギー反応
このような症状が現れた場合、使用を中止し獣医師にご相談してくださいね。
価格
シーナックは一般的に、3000円前後で手軽に購入することができます。
オンラインショップでは、手軽に購入できる反面、偽物が出回っているという注意喚起もされています。偽物を使用した場合、様々なリスクがあります。
- 成分が異なり、有効成分が不足しているため効果がない
- 犬の目に悪影響を及ぼす成分が含まれている可能性ある
- 極端に高額、安値で売られている
愛犬の目の健康を守るためにも、シーナックを購入する際は、正規品であることをしっかりと確認し、偽物に注意しましょう。
メリットとデメリット
シーナックを使用することで得られるメリットは多い一方、注意すべきデメリットも存在します。ここでは、それぞれのポイントを詳しく解説します。
メリット
シーナックは、白内障の原因となる水晶体のタンパク質凝集を抑えることで、症状の進行を遅らせる効果が期待されており、特に初期段階での使用が有効です。
白内障の手術は費用が高く、全身麻酔のリスクも伴います。
愛犬の身体の負担を考慮し、手術を回避したい場合に、シーナックは安全な選択肢となります。
目薬を点眼するだけなので、犬の体に負担をかけません。
点眼薬として日常的に使用できるため、最初は手こずってしまう可能性もありますが、特別な準備やスキルは不要です。飼い主が自宅で簡単にケアを行える点が大きなメリットです。
さらに、シーナックは経済的な負担が軽く、多くの飼い主にとって手の届きやすい選択肢となっています。
デメリット
シーナックは初期段階での使用が推奨されており、進行が進んでいる場合には十分な効果が得られないことがあります。
そして目薬はあくまで進行を遅らせるものであり、白内障を完全に治すことはできません。重度の場合は手術が必要になる可能性があります。
効果を持続させるためには、日々の点眼が欠かせません。
そのため、飼い主の時間的・精神的な負担になることもあります。
また副作用のリスクもゼロではありません。
犬が敏感な体質の場合は注意が必要です。
実際に使った飼い主のリアルな口コミ
評価:★★★★☆
今年14歳になる我が家のわんこ。
10歳頃から目が白くなってきて、慌ててこのシーナックを購入!
毎日ご飯あげる時に点眼すると白内障の進行が遅くなりました!まだまだ元気でいてほしいです。 (引用サイト:ペットのくすり)
評価:★★★★★
白内障が少し出てきたワンコに使用中です。今のところ進行も進まず効いている様です。続けていきたいと思います。 (引用サイト:ペットのくすり)
評価:★★★★★
シニア犬の白内障初期症状に使用しています。
心無しか白濁した目がスッキリしてきたように思います。
できる限りの事はしてあげたいので今後もリピートし利用させていただきます。 (引用サイト:ペットのくすり)
多くの飼い主さんからの高評価が寄せられています。
このように口コミを見ることで、製品の信頼性が証明されますよね。
また多くの飼い主さんは、「犬に点眼できるかな?」「どうやって点眼するの?」と戸惑ってしまいますよね。
落ち着いてスムーズに点眼できるようにコツをご紹介します!
点眼するときのコツ
シーナックを効果的に使用するためには、犬への配慮が重要です。
犬がストレスなく目薬を受け入れられるように工夫してあげましょう!
リラックスした環境を作る
犬が緊張していると、点眼が難しくなるだけでなく、目薬を“怖いもの“と思ってしまいトラウマの原因にもなります。
優しく声をかけたり、なでてあげると効果的です。
このようにまずは犬を落ち着かせた状態にしましょう!
最適な体勢を見つける
犬が動き回らないよう、安定した体勢で点眼してあげましょう。
小型犬の場合は膝の上に乗せたり、ソファー上に寝かせるのが良いでしょう。
大型犬は座らせた状態で、頭を軽く支えながら行うとスムーズです。
素早く行う
犬のストレスの時間を少しでも減らせるよう、できるだけ手際よく行いましょう。
点眼器の先端が目に触れないよう注意しつつ、1~2滴を正確に入れることを意識してください。
点眼後のケアを忘れずに
目薬を点眼した後は、目全体に薬が行き渡るよう、まぶたの上から優しく押さえるのがおすすめです。
また、点眼後には犬をたくさん褒めてあげたり、おやつをあげることで「目薬=良いこと」と認識させることができます。
毎日決まった時間に行う
シーナックを効果的に使用するためには、毎日継続することが重要です。
犬にとって習慣化しやすいよう、決まった時間帯に点眼するよう心がけましょう。
無理をせず獣医師に相談する
点眼を嫌がってどうしても難しい場合や、異常が見られる場合は無理に続けず、すぐに獣医師に相談しましょう。
目薬が適切に使用されていないと効果が薄れる可能性があります。
シーナックの注意点
シーナックを使う際は、いくつかの注意点を守ることが大切です。
これらを意識することで、安全に使用しながら効果を実感することができます:
用法・用量を守る
白内障の進行度や犬の健康状態によって、使用頻度や量が異なる場合があります。
1日1~2回の使用が一般的でが、最高4回までの使用が許可されています。
目薬を過剰に使用した場合、目の乾燥や刺激を引き起こし、目の健康を悪化させる原因となります。
適切な量を守るよう心がけましょう。
アレルギー反応に注意
使用後に目の充血や炎症、かゆみなどの異常が見られた場合は、すぐに使用を中止し、獣医師に相談してください。
使用期限に注意
シーナックには使用期限があります。
開封してから30日以内に使い切りましょう!
期限を過ぎた目薬は効果が薄れるだけでなく、感染のリスクも高まるため、使用を避けてください。
他の目薬と併用する場合
複数の目薬を使用する場合は、5分以上の間隔を空けるようにしましょう。
これにより、それぞれの目薬の効果が最大限発揮されます。
保管場所に注意
直射日光を避け、冷暗所で保管してください。
また、小さな子どもやペットが届かない場所に置きましょう。
まとめ
愛犬が白内障の症状を見せると、飼い主としてはどうしても心配になりますよね。
シーナックは、そんな悩みを抱える飼い主さんにとって、手軽で効果的なケアの一つとして注目されています。
口コミや実際の体験をもとに、シーナックのメリット・デメリットをしっかり理解することで、愛犬にとって最良の選択をすることができます。
もし「目が白くなってきたかも…」と感じたら、早めに対処しましょう。
愛犬とずっと素敵な景色を見れるように、愛犬に合った治療方法を見つけていきましょう。
あなたと愛犬の幸せな毎日を応援しています。
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